素人レジコンの下地乾燥の目安

施工前

施工後

施工内容

施工完了日 H25年度
使用商品 レジコン下地コンクリート乾燥
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通常樹脂コンクリートの接着面の水分は18パーセント以下とされています。

しかし、実際どの程度なのかは判りずらいのでおおよその目安をアップします。

 

一般的にコンクリートに詳しい方の「乾燥している」は打設してから日数がかなり経過している、または見た目で濡れていないから乾燥していると思われがちです。

しかし、樹脂コンクリートの接着するための乾燥とは自然乾燥では無理なのでプロパンバーナーを使用し乾燥させます。

 

「施工前」の画像では、コンクリート打設からかなり時間は経っているものの、表面か黒く水分が含まれている状態が見て取れます。

この状態は、表面は濡れていませんがレジコンの接着させる「乾燥」からいうと非常に乾燥が悪いと思われます。

この程度の乾燥でプライマーを塗布してしまうとプライマーがコンクリートに接着しません。

「施工前2・3」ではコンクリートをバーナー乾燥させた画像です。

画像でもはっきり判るように、乾燥して白くなっている部分と乾燥していない部分は黒くなっています。同じ場所を7秒程度コンクリートを焼くとなんらかの変化がコンクリート表面に現れてきます。大体のコンクリートの場合、薄茶色」や「ピンク」のような焼きあとができます。このコンクリートの焼き色がつくまでレジコン打設面全体をムラなくあぶっていきます。

この時、この画像のコンクリートのように表面近くに水分が多いとコンクリート表面が弾けたり、細かく飛び散ることがありますが、かまわず同じ場所を焼き色がつくまであぶり続けます。

この時飛び散ったコンクリート片などが顔や体に飛んでくるので手で視界を遮ったり、ゴーグル等を装着して作業することをお勧めします。

「施工前4」は画像では少し判りにくいですが、薄ら乾燥させた場所には茶色く焼き色が付き乾燥させていない場所は白く写っています。

「施工後」画像は既存ですが、既存は焼き色が付きやすいのでムラなくあぶったか判りやすいと思われます。

 

 

バーナーでコンクリートをあぶる前とあぶった後で「変化がない」や目を離したら「どこまであぶったか判らない」程度では完全に乾燥不十分と思われます。

必ずあぶる前とあぶった後では焼き色などの変化が現れるまであぶってください。

この作業を打設面全体におこなってから次の工程に移ります。

 

 

樹脂コンクリートをよく接着させるためには、最も「バーナー」でのあぶりが重要となってきますので時間をかけて十分あぶってください。また、時間短縮には施工㎡数に応じてバーナー本数を増やすことや、長時間の使用によるガスの火力低下の際に交換用のガスを用意することをお勧めします。

 ※立地条件や天気・季節などの条件にもよりますが、コンクリート打設後20日程度経ってからの施工をお勧めします。あまり日数が経ていないコンクリートをあぶると、一旦乾燥しても数分後に「まだら模様」のようにコンクリート内からの水分が表面に浮き上がってくることがあります。

この場合はさらに日数をあけ自然乾燥させるか、ジェットヒーターなどでの養生が必要となります。気温の下がる冬期間に多く、水分が抜けずらいので十分養生期間をもってください。

 

 

 

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